文化学園服飾博物館で、古墳~明治時代の時代衣裳
「再現 女性の服装1500年 -京都の染織技術の粋-」展が、文化学園服飾博物館で2021年7月15日(木)から9月28日(火)まで開催されます。
昭和初期復元の古代から近代までの時代衣裳
昭和初期に京都の染織技術を結集して復元された、古墳時代から明治時代に至る女性の衣服を展示して日本の女性の服装の1500年の変遷をたどる展覧会です。復元衣裳だからこそ可能な着装展示で人々がどのように衣服を着装していたのかを知ることができます。江戸時代後期から昭和時代初期の優品を通して京都の染織技術の真髄を感じましょう。
昭和初期に復元された古墳~明治時代の女性の衣服を展示
時代衣装 古墳時代 昭和6年〜8年 (公社)京都染織文化協会所蔵
平安遷都以降、貴族や武家、裕福な町人の華やかで贅沢な衣生活を支えたのは京都の職人たちでした。彼らは長きにわたる京都の染織の歴史の中で、度重なる火災や戦乱、幕末の政治的混乱を乗り越え、また新しい技術を生み出しながら、現在まで優れた技術を継承してきました。
時代衣装 江戸時代 昭和6年〜8年 (公社)京都染織文化協会所蔵
一時期、経済的な不況によって京都の染織が低迷した1931年(昭和6年)には染織業の振興を図り、京都染織祭を開催。染織祭では、京都の染織技術を結集して復元した歴史的な女性時代風俗衣裳行列が執り行われました。
時代衣装 飛鳥・奈良時代 昭和6年〜8年 (公社)京都染織文化協会所蔵
本展覧会では、京都染織祭のために復元された、古墳時代から江戸時代後期までの女性の時代衣裳を展示。彩り豊かな飛鳥・奈良時代の衣裳や刺繍や染絞織物など、精緻な技術で模様を表した江戸時代の小袖などを通じて、1500年の歴史をたどります。
江戸時代後期~昭和時代初期の作品も
打掛(縹綾地梅樹春の七草模様打掛) 江戸時代〜明治時代・19世紀 三井家伝来 文化学園服飾博物館所蔵(8月18日から展示)
さらに、刺繍で梅や春の七草を表した華やかな打掛など江戸時代後期から昭和時代初期の名品も紹介し、京都の染織技術の真髄に迫ります。
開催場所 | 文化学園服飾博物館 |
---|---|
料金 | 一般500円、大高生300円、小中生200円 ※20名以上の団体は100円引き、障がい者とその付添者1名は無料 |
開催日 | 2021年7月15日(木)~9月28日(火) 休館日は日曜、祝日(ただし7/18は開館)、8/7~8/17(夏期休館)。7/16・9/17は19:00まで開館。入館は閉館の30分前まで。 |
開催時間 | 10:00~16:30 |
電話番号 | 03-3299-2387 文化学園服飾博物館 |
住所 | 渋谷区代々木3-22-7新宿文化クイントビル1F |
交通アクセス | [公共交通]JR・京王線・小田急線「新宿」駅(南口)より徒歩約7分 |
駐車場 | 0台 |
ホームページ | 公式ホームページほか、関連サイトはこちら |
売店 | 無 |
公衆トイレ | 無 |