草間彌生美術館

草間彌生美術館 東京都庁

日本を代表する前衛芸術家、草間彌生(くさま・やよい)。赤い髪の毛におかっぱのヘアスタイル。インパクトのある個性的なファッションでも知られる草間彌生さんは、絵画や立体作品の制作だけではなく、映画や小説などその活動は多岐にわたります。

幼少期から網目模様や水玉をモチーフにした絵画制作を開始してきたという草間彌生。
幼い頃から悩まされていた幻覚や幻聴から逃れるために、それらの幻覚・幻聴を絵にし始めました。
1957年(昭和32年)に渡米以降、絵画や立体作品の制作だけではなくハプニングと称される過激なパフォーマンスを実行し、1960年代には「前衛の女王」の異名をとりました。

草間彌生のいくつかの作品は、水玉模様などの同一のモチーフの反復によって絵画の画面や彫刻の表面を覆うことが特徴の一つ。合わせ鏡を用いて光やオブジェを無限に広がるように見せるインスタレーションや、男根状のオブジェを日用品などに張り付ける立体作品も制作している。カボチャをモチーフにした作品もしばしば見られます。

また、ファッションデザインや小説執筆などの活動も行っています。

草間彌生美術館

新宿区名誉区民に顕彰された草間彌生

2012年に新宿区名誉区民に顕彰された草間彌生。
西新宿にある東京都庁第1本庁舎展望室にある「おもいでピアノ」は彼女のデザイン。

そんな日本を代表する美術家である草間彌生の美術館が東京都新宿区弁天町にあります。
一般財団法人草間彌生記念芸術財団が運営。
2017年のオープン以降、草間作品のコレクションを展覧会でご紹介し、世界平和と人間愛というメッセージを広く世界に伝えます。

『草間彌生美術館』各階情報

「草間彌生美術館」エントランスは硝子一面の水玉模様で草間ワールド全開しています。
2階にはモノクロ作品「愛はとこしえ」
3階には色彩鮮やかな生命賛歌のエネルギーに溢れる「わが永遠の魂」
4階には鏡の間の暗闇の中に瞬く水玉のかぼちゃのビジョンが反復し、宇宙に浮かぶ無限のかぼちゃ畑のような作品を展示しています。
5階の屋上ギャラリーに展示されている草間の所蔵書や写真集などは閲覧できます。
吹き抜けスペースには新作の「Starry Pumpkin」を展示。
エレベーターやトイレは赤い水玉でディスプレイされ、1階のショップでは限定グッズの購入が出来ます。

撮影可能な階と、不可の階がありますので、詳しくは受付で聞いてみると良いでしょう。

草間彌生美術館は日時指定の予約・定員制

日時指定の予約・定員制となります。
チケットの当日券は販売しておらず、必ず事前にWebで購入する必要があるので注意したいところです。
日時指定の予約・定員制(各回90分、定員70名)

毎月1日に翌々月分のチケットが公開・販売開始となりますので、前もって準備する必要があります。早めのチケットの購入がおすすめです。

草間ワールド全開『草間彌生美術館』

前衛芸術家、小説家。1929年長野県松本市生まれ。幼少期から幻視・幻聴を体験し、網目模様や水玉をモチーフにした絵画を制作し始める。
1957年に渡米、ネット・ペインティング、ソフト・スカルプチュア、鏡や電飾を使ったインスタレーションやハプニングなど多様な展開を見せ、前衛芸術家としての地位を確立。様々なオブセッションを乗り越え、単一モチーフの強迫的な反復と増殖による自己消滅という芸術哲学を見出す。
以降、世界各地の美術館で展覧会を開催、近年ではテート・モダンやポンピドゥー・センターでの大規模回顧展が多大な反響を呼び、2013年からの中南米巡回ツアーとアジア巡回ツアーでの動員により、動員数200万人以上を記録。これによりイギリスの美術専門誌「THE ART NEWSPAPER 」から「2014年最も人気のあるアーティスト」と評される。2016年に文化勲章を受章。2017年より、ワシントンD.C.のハーシュホーン博物館と彫刻の庭を皮切りに、北米ツアーが巡回。2021年には、ニューヨーク植物園で個展「クサマ:コズミック ネイチャー」を開催、ベルリンのグロピウス・バウで回顧展「草間彌生」がはじまり、イスラエルのテルアビブ美術館を巡回。

草間彌生美術館は2017年秋にオープンした白を基調にした5階建ての建物で、2階~5階がギャラリーフロアとなっています。1階の窓にはおなじみの水玉模様があしらわれていて、美術館に入館するときからもう草間彌生ワールドへと突入するのです。

入館するとすぐに目に飛び込んでくるのが、バルーンのインスタレーション作品。2019年10月10日よりスタートした展覧会「集合の魂たち」の作品の一つ《水玉強迫》です。「集合の塊たち」は、1961年に始まる同一物を反復する「集積」「集合」と題したシリーズを集めた作品を集めた展覧会です。

《水玉強迫》は撮影が可能。スマートフォンなどの広角カメラで撮影するのがおすすめです。

館内は登りは階段を使い、下りはエレベーターを使います。2階に上がると、「集積」または「集合」作品と呼ばれるシリーズの初期作品が展示されています。今回の展覧会のチラシにも使われた《文字の集積》もこのフロアに展示されています。

特にインパクトがあるのが、《無題(椅子)》を中心にしたソフト・スカルプチュアという新しい素材を使った作品。不思議な立体が集まった作品は、見る角度によって印象が変わるので、いろんな角度から眺めてみて。

3階ギャラリーには、2009年に始まった草間彌生最大の絵画シリーズ「わが永遠の魂」からの16点と、「わが永遠の魂」から飛び出したような最新作のソフト・スカルプチュア2点が展示されています。

194×194cmのそれぞれのキャンパスに、ぎゅっと集まった集合体。ひとつひとつは似た形のようでちょっとずつ違うので、つい見入ってしまいます。ずっと見ていても飽きないカラフルな色彩が楽しいフロアです。

美術館内に展示されていない草間彌生作品をもっと知りたいなら、5階にあるブラウジングスペースへ。草間彌生作品の作品集や展覧会カタログなどがずらりとならんでいるので、気になるあの作品も見つけられるはず。

特におすすめなのが、5階に展示されているメタリックなカボチャ《PUMPKIN》。前回の展覧会で日本初公開され、今回の展覧会でも引き続き展示されています。ステンレス製の《PUMPKIN》は、見ている人や空を写し込んで、見るたびに違う印象に。こちらも撮影OKなので、ぜひ撮影して。

《PUMPKIN》は屋外展示なので、訪れる時間によっても印象が変わります。こちらの写真はお昼ごろに撮影したもので、時間の経過とともに日陰の割合が増えていきます。光を取り入れた写真を撮影するなら、早い時間の回を予約するのがおすすめ

今回の展覧会では草間彌生作品だけを展示していますが、作品以外にも草間彌生ワールドが広がっています。例えばエレベーター。一見何の変哲もないエレベーターに見えますが…。

中に入ってみると、あら不思議。水玉の世界に飛び込んでしまいます。エレベーター内は四方が鏡張りになっていて、水玉の世界が無限に広がる不思議な空間に。こちらで撮影をされる方が多いのも納得です。

見落としがちなのが、トイレ。1階および2階に設置されたトイレも、ドアを開けると水玉が無限に広がっているのです。ちょっとどきどきしてしまうかも。

1階にあるミュージアムショップでは、オリジナルアイテムを購入することができます。

他にも、草間彌生作品デザインをモチーフにしたスカーフなどもあります。ここでしか手に入らないアイテムをお土産に購入するのもおすすめですよ。

展覧会「集合の魂たち」は、2020年1月31日まで。展覧会ごとに展示される作品が入れ替わるので、ぜひ草間彌生氏が人生を賭して取り組み続ける集合の魂たちを見に訪れて。

営業期間 開館:木~日・国民の休日
開館時間:11:00~17:00 ※入場:日時指定の予約・定員制 美術館WEBサイトにてチケットを発売
休園日:月~水曜、2017年12月25日(月)~2018年1月17日(水)は冬季休館
所在地 〒162-0851  東京都新宿区弁天町107
交通アクセス (1)都営大江戸線「牛込柳町駅」より徒歩8分
(2)東京メトロ東西線「早稲田駅」または「神楽坂駅」より徒歩8分
ホームページ https://yayoikusamamuseum.jp/
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出典:カーサ ブルータス Casa BRUTUS
草間彌生美術館(YAYOI KUSMA MUSEUM) – 新宿 (その他) 【aumo(アウモ)】